運輸とお天気
お天気ミニ知識
トランがお天気のミニ知識を教えるよ!
お天気のちょっとしたことを知っていると、天気予報を見るのも楽しくなるよ!
 
トラン
天気予報の「晴れ」と「くもり」のさかいめは?
晴れとくもりのちがいは、雲量といって空をおおっている雲の量によって決めています。
雲量は、空を占めている雲の量を合計したものです。
たとえば、太陽が雲に隠れていても、全体の雲量が少なければ晴れということになります。
晴れより雲量が少ない時は快晴といいます。
  • 快晴(雲量 0〜1)
  • 晴れ(雲量 2〜8)
  • 曇り(雲量 9〜10)
となっています。
 
トラン
雲にはなぜ白い雲と黒い雲があるの?
雲は、小さな水の粒でできています。この水の粒に太陽の光が反射することによって白く見えます。
黒い雲は、白い雲より雲の層が厚いため、上からの太陽の光が雲の下の部分まで届かないため、暗く黒く見えます。
黒い雲でも、飛行機などにのって上から見ると、白く見えます。
 
トラン
雲の種類はいくつあるの?
雲は10種類に分かれています。これは国際的な分類で、世界共通です。
予報官が天気を補完
 
トラン
雲形 学名 俗称 説明 高さ、温度
巻雲
(けんうん)
Cirrus
(Ci)

シーラス
すじぐも 細い白い繊維状の雲 (上層の雲)
5〜13km以上
-25℃以下
巻積雲
(けんせきうん)
Cirrocumulus
(Cc)

シーロキュムロス
うろこぐも、
さばぐも、
いわしぐも、
まだらぐも
非常に小さな雲のかたまりが小石を並べたように集まった白い雲
巻層雲
(けんそううん)
Cirrostratus
(Cs)

シーロストラタス
うすぐも 巻雲がとけあってうすい膜状となったも の。日がさができる。
高層雲
(こうそううん)
Altostratus
(As)

アルトストラタス
おぼろぐも 灰色の膜状の雲で、厚い巻層雲と似ている。 (中層の雲)
2〜7km
0〜-25℃
高積雲
(こうせきうん)
Altocoumulus
(Ac)

アルトキュムラス
うろこぐも、
さばぐも、
ひつじぐも、
むらくも
雲片が集まってまだら状、綿状、波状などとなったもの。
乱層雲
(らんそううん)
Nimbostratus
(Ns)

ニンポストラタス
あまぐも、
ゆきぐも
暗灰色の雲。普通中層に見られるが、上層及び下層に広がっていることが多い。
層積雲
(そうせきうん)
Stratocumulus
(Sc)

ストラトキュムラス
うねぐも、
むらくも、
くもりぐも
高積雲と似ているが、それよりもやわらかい感じで灰色がかっている。雲片がくっついていて波状に見えることもある。 (下層の雲)
2km以下
ふつう-5℃
より高い
層雲
(そううん)
Stratus
(St)

ストラタス
きりぐも 霧に似ているが、地面から離れている。
積雲
(せきうん)
Cumulus
(Cu)

キュムラス
わたぐも、
つみぐも、
にゅうどうぐも
鉛直にのびた濃い雲で、上面はコブつきのドームの形面はほぼ面はほぼ水平。 (積雲状の雲)
雲頂は-50℃
くらいになる
積乱雲
(せきらんうん)
Cumulonimbus
(Cb)

キュムロニンパス
にゅうどうぐも、
かみなりぐも
著しく鉛直にのびた大きな濃い雲で、上面のドームは塔状にのびて、その頭は繊維状(巻雲状)となり、形はかなとこ状になることがある。雷雨を伴う。
雲と霧はどう違うの?
雲と霧は、同じものです。
地表に近いところでできたものが霧で、上空でできたものが雲です。
雲は、地表近くの空気が上昇気流などの影響で上空で冷やされることによりできます。
霧は、風のない晴れた夜に地面の温度が下がって、地表付近の空気が地面によって冷やされることなどにより発生します。
 
トラン
晴れているのに雨が降るのはなぜ?
お天気なのに雨が降ることを「お天気雨」、「キツネの嫁入り」といいます。何か不思議な感じからついた呼び方だと思います。
実は、雲がないところでは雨は降りません。
では、なぜ晴れているのに雨が降るのか?
それには、2つの別々の原因(理由)があります。
 
トラン
  1. 遠くの雲から降った雨が強い風で飛ばされてくる。
  2. 雨を降らせた雲が強い風などで、雨が降る前に飛ばされてしまった。
ということが考えられます。
高気圧と低気圧はなにがちがうの?
気圧は、空の上の空気の重さ。まわりよりも気圧が高いか、低いかで高気圧、低気圧といっています。
風はどうしてできるの?
風は、吹く、というように、空気の動きです。止まっている風はありません。空気があたたまると、空気の重さが軽くなって上にのぼっていきます。すると空気にうごきが発生して、風ができます。
 
トラン
台風がこなかったことはあるの?
昭和59年(1984年)、と昭和61年(1986年)は、平年並に台風が発生しましたが、台風がひとつも日本に上陸しませんでした。また、平成12年(2000年)は、台風の発生数も平年より少なく、ひとつも日本に上陸しませんでした。